ナマステブログ

2019年インドを1ヶ月旅します。

「誠実さ」の大切さを旅で痛切に感じました

今回の旅で痛切に感じた事があります。

とても当たり前の事なんですが、僕はその本質を心からわかってはいなかったんだと思います。

それは人間関係において最も大切な事は「誠実さ」だということです。

誠実であろうと常に心掛ける事の大切さです。

というのは、今回の旅では様々な国の出身でバックボーンの異なる、様々な人種、性別、年齢の人達との交流がありました。

そして彼、彼女達はとても「誠実」に接してくれました。この交流はこれからの僕にとって大切でかけがえのない経験となったと感じてます。

 

相手に対して「誠実」であるとはどういう事か?

それは相手を一人の人間として尊重し、個人の違いを認め、肯定し、相手の気持ちを思いやる事だと思います。

時には自分の主張をはっきりと相手に伝えるという事も必要だと思います。それも誠実さに含まれてるものだと感じます。

 

帰国してある一人の友人と会いました。ぼくは楽しかった話になるのが嫌ですし、土産話は求められなければしません。

なので僕は彼の近況を聞いたりして時間を共にしました。

僕は彼と会うときにインドで買った柄なしのシンプルな紺色のストールを巻いていました。

これはバラナシで有名なムケさんのショップで購入したカシミヤのストールで、軽くて折り畳むと小さくなって、肌触りもよくてとても気に入ってました。

ただそのストールを巻いていただけなんですが、彼は「インドにかぶれちゃって〜」と言いました。

すごく悲しい気持ちになりました。

冗談のつもりなんでしょうが、僕はそれは違うと思います。

きっと相手に対して誠実な気持ちを持ってる場合は、「それいいね!」と肯定的な事を言うと思います。心でホントに思ってるかどうかは別として。

こういった何気ない一言や行動にその人自身の本質が出ていると思うんです。

僕は彼との距離感を考え直します。

 

どんなにその場で笑い合うことよりも、盛り上がったりするよりも。大切な事は「誠実さ」だと気付きました。

これがなければ、いずれ人はその人から離れていくと思います。

とても当たり前の事なんですが。自分自身の今までの大きな反省も踏まえてここに書いておこうと思いました。

もう一つ僕が目にした光景なんですが。

居酒屋で年下の後輩(男)が目上の先輩(男勝りな女性)に対して「ばばぁ」といった時がありました。その女性先輩は持ち前の明るさで言い返してその場は笑いが生まれました。

が、僕は先輩の女性の気持ちを考えるととても心が痛かったんです。

そんな事言われて傷つかない女性なんてこの世にいないです。

その後輩はその場盛り上げたと勘違いしてる事でしょう。

僕はその後輩は先輩の女性に対して「誠実さ」がないなと感じました。いずれ彼は同じ目にあう事でしょう。

僕はその女性先輩の強さを尊敬しています。

その後輩はテレビで毒吐いて笑いをとる芸人を真似てるんでしょうか。

おそらく裏でどういうフォローをしているのか全く想像していないのでしょう。レベルが違いすぎますし、フォローが出来ずその場の雰囲気や相手の表情から気持ちを読み取る能力がなければやってはいけない事です。

全ての前提に「誠実さ」がなければ、なんの価値もないどころかマイナスです。

少なくとも自分はこの旅でこれからの人間関係のあり方を考え直す、かけがえのない経験を得られたと思っています。いちばんの収穫です!

ではまた